8ミリフィルムの保存・活用を 図書館に寄贈する取り組み
かつてホームビデオとして使われていた8ミリフィルムの映像をまとめたDVDを県内各地の図書館に寄贈する取り組みが行われていて、当時の記録が刻まれた貴重な資料として役立てられます。
秋田公立美術大学の准教授・石山友美さんは、家庭などに眠ったままの8ミリフィルムを譲り受け、保存・活用する取り組みを行っています。
石山さんは、集まったフィルムの映像を、年代や内容ごとに分類して、DVDを製作しています。
そのDVDを去年から県内の図書館へ寄贈する取り組みを始めています。
取材した日は、八郎潟町の図書館を訪れました。
昭和30年代から40年代を中心にホームビデオとして使われていた、8ミリフィルム。
当時の暮らしぶりや行事の様子などが分かる貴重な映像資料になっています。
4巻のDVDには、秋田市と由利本荘市、北秋田市の映像が収められています。
今後もさらに増える予定で、県内各地の映像をおさめた20巻ほどのシリーズを製作する予定です。
集まったフィルムを地域の共有財産にしようと取り組んでいる、石山さん。
当時の記憶を呼び起こす8ミリフィルムの映像をまとめたDVDの貸し出しは、秋田市内の図書館ですでに始まっていて、今後県内各地に広がる予定です。