クマ対策に河川の治水対策　佐竹知事が国に要望　県立体育館は“財源にめど”

佐竹知事は国の来年度予算案の編成を前に農林水産省を訪れ、被害が相次ぐクマへの対策の交付金拡充などを求めました。また国土交通省では7月の大雨被害を踏まえた河川改修にかかる費用の支援などを要望しました。

国の来年度予算案の編成を前に県関係の国会議員などと関係省庁を訪れた佐竹知事。農林水産省では武村副大臣に森林整備やクマ対策に関する要望書を手渡しました。クマ対策については農産物や家畜への被害を減らすための電気柵の設置に向けた市町村への交付金を拡充することなどを要望しました。

国土交通省では斉藤大臣と面会し、7月の大雨被害を踏まえて県や市町村が管理する河川や下水道の整備についての財政支援などを求めました。佐竹知事は河川の治水工事について、国の技術的な支援も得ながら早急に完了させたい考えです。

また佐竹知事は県が整備する新たな県立体育館について国の財政的な支援が得られる見通しが立ったと明らかにしました。このほか国交省に対して秋田港の機能拡充や洋上風力発電の整備促進についても支援を求めました。