鹿角市のクマ襲撃現場　重機で林道整える作業始まる

倒れている男性の搬送にあたっていた警察官2人が相次いでクマに襲われた鹿角市の山林で、21日、現場まで車で近づけるよう、重機を使って林道を整える作業が始まりました。

鹿角市十和田大湯の山林では、タケノコ採りに出かけた青森県の64歳の男性が15日から行方不明となっていて、その男性とみられる人の搬送にあたっていた警察官2人が、相次いでクマに襲われました。

県によりますと、倒れている男性には、野生動物によるものとみられる外傷があり、すでに死亡していました。

男性の搬送は中断したままとなっていて、車で近づけるよう、重機を使ってやぶを切り開いたり林道を整えたりする作業が始まりました。

県は、入山禁止となっている山林には、人に積極的に向かってくる危険性の高いクマが生息している可能性があるとして、県民に立ち入らないよう強く呼びかけています。