きりたんぽ鍋に欠かせない冬の味覚 湯沢市特産のセリの収穫最盛期
湯沢市で特産のセリの収穫が最盛期に入りました。きりたんぽをはじめ鍋料理に欠かせない冬の味覚が旬を迎えています。
10センチを超える白く長い根が目を引く湯沢市特産のセリ。シャキシャキとした食感とさわやかな風味が特徴で、きりたんぽなどの鍋料理に加え、雑煮の具材として年末年始にかけて需要が高まります。
湯沢市の三関地区では豊富な湧き水を使って、約40戸の農家がセリの栽培に取り組んでいて、収穫が最盛期に入りました。
農家の松山貴之さんはハウス7棟でセリを栽培しています。20センチほどの水が張られた畑の中で、膝まで水につかりながら収穫に追われていました。
松山さんは息子の凱星さんと一緒に、長い根を傷つけないよう深い土の中から一本いっぽんセリを丁寧に掘り出していました。
今年は例年にない9月の猛暑で水の管理に、例年以上に苦労したということですが、茎が伸びる10月以降はセリの生育に適した気温になり、葉が大きく、色づきが良く育ったということです。
年末にかけて出荷がピークとなる三関のセリ。収穫は3月いっぱい続き、県内や関東などに出荷されます。