秋田市の倉庫でクマ”居座り”続く
秋田市郊外の会社の倉庫にクマが入り中にとどまったまま2日以上が経ちましたが状況に変化はありません。現場では麻酔吹き矢を使っての捕獲が試みられましたが、クマが倉庫内のどこにいるのかわかりませんでした。
記者「付近には多くの住宅が立ち並ぶ秋田市郊外の倉庫です。今もパレットが山積みになったままで現場に目立った動きはありません」
倉庫内にクマがとどまったままの現場。秋田市御所野湯本の会社の倉庫でクマが見つかったのは6日昼前です。警察などによりますとクマは体長1メートルほどで、倉庫の中にとどまっています。7日は秋田市と地元の猟友会が倉庫内に捕獲用のおりを設置。8日朝、確認しましたがクマは入っていませんでした。
近くに住む人は「クマ弱るとか、おりに入るまで待ってるの?人間もかわいそうだけどクマもかわいそうだ」「麻酔銃でもやって早くとってもらえればいいけどな、捕まえてもらえればな、そうすればこの辺、私たちも散歩に歩くんだけど安心して歩けるから」などと話していました。
そして、発見から丸2日以上が経った午後2時ごろ。
記者「捕獲に向けて市・県・警察が本格的に動き始めました」
秋田市は警察、県と対応を協議し麻酔吹き矢を使って捕獲を試みることにしました。ケーブル状のカメラを使って倉庫内のどこにクマがいるのか捜しましたが見つけられませんでした。倉庫内には固定のカメラも設置していて、7日、仕掛けた米ぬかを食べる様子が映っているのを市が確認しています。
長期化するクマの居座り。午後5時までに状況は変わらず8日夜も警察が周辺の警戒を続け、9日の朝、秋田市が改めて捕獲用のおりを確認することになりました。