本格的な雪のシーズンを前に20日、湯沢市で屋根の雪下ろしの講習会が開かれました。参加者が命綱の結び方やはしごのかけ方など安全な作業について理解を深めました。
県雄勝地域振興局などが開いた講習会にはおよそ30人が参加しました。消防署員などが事故の発生状況を紹介しながら、事故防止につながる適切な命綱の利用方法などを説明しました。
県のまとめによりますと、昨シーズン屋根から転落するなど除雪中に事故にあった人は91人で、そのうち5人が死亡しています。参加者は、簡単でほどけにくいロープの結び方を教わりながら命綱の大切さを学びました。
また、安全なはしごのかけ方を消防署員が実演しました。間もなく訪れる本格的な雪の季節。県はヘルメットの着用はもちろん、命綱を使い複数人で作業にあたるなど適切な対策をとって雪下ろしの事故防止に努めてほしいと呼びかけています。
