県内JA組織の一本化を目的とした会議が秋田市で開かれ、大仙市などを管轄するJA秋田おばこが協議から離脱することを了承しました。今後、一本化の協議は県内9つのJAで進められることになりますが、JA秋田中央会の小松忠彦会長は「将来的に秋田おばこの一本化協議への復帰の意思を確認できた」として、今後の協議への影響は少ないと述べました。
JA秋田中央会と県内に13あるJAは全県で一つのJA組織にすることを目指して議論を重ねてきました。しかし、秋田やまもと、大潟村、秋田ふるさとに加え今月に入り、秋田おばこも合併協議からの離脱を表明しました。
大仙市、仙北市、それに美郷町を管内とするJA秋田おばこは県内13のJAで最大の組合員数を抱えています。離脱により、協議を続ける９つのJAの全県におけるシェアは販売額ベースでおよそ7割から5割にまで落ち込むと試算されています。
JA秋田おばこの離脱を了承した会議終了後JA秋田中央会の小松忠彦会長は「将来的に秋田おばこの一本化協議への復帰の意思を確認できた」として、今後の協議への影響は少ないと述べました。
2026年4月の発足に向けて進められる1本化に向けての協議は、残った9つのJAで今後も進められることになります。
