高校野球・秋の県大会　今年から導入の敗者復活トーナメント始まる　能代対角館は白熱した展開に

春のセンバツ甲子園につながる高校野球・秋の県大会は、今年から敗者復活トーナメントが導入され、一度負けたチームにも優勝のチャンスが残っています。

6日は敗者復活トーナメントの1回戦4試合が行われ、能代と角館のゲームは延長12回までもつれこむ白熱した展開となりました。

さきがけ八橋球場で行われた敗者復活トーナメント1回戦は、角館と能代が対戦しました。

能代の先発は背番号1の雄鹿。1回をわずか5球で抑え幸先よくスタートします。

わずか5球で三者凡退に抑え、幸先よくスタートします。

角館の先発は同じく背番号1の髙橋龍。負けじと7球で1回を3人で打ち取りました。

0対0で迎えた5回、角館は、雄鹿に代わって前の回からマウンドに上がっていた鈴木蒼大を攻め立てます。

スリーベースヒットで出たランナーをキャプテン三浦が還し、1点を先制します。

一方の能代は6回、ランナー3塁のチャンスに、1点を奪われた鈴木蒼大、自らのバットで試合を振り出しに戻しました。

このあと両者一歩も譲らず、試合はノーアウト2塁1塁から始まる延長タイブレークにもつれこみます。

試合が動いたのは11回表。8回からマウンドに戻った雄鹿に対し角館はノーアウト満塁のチャンスをつくります。

ここで7番佐藤のレフトオーバーのツーベースで2点を奪うと、

さらに9番渡部の犠牲フライで1点を追加します。

しかしその裏、能代が粘ります。

犠牲フライなどで2点を還し、1点差。

さらに満塁のチャンスで8番野呂田、同点に追いつきます。

12回表をゼロに抑えた能代は、その裏、1アウト満塁から、3番鈴木蒼大が試合を決めました。

サヨナラ勝ちで敗者復活トーナメント2回戦にコマを進めました。

能代高校　鈴木蒼大 選手
「次は絶対負けないという強い思いをみんなが持っていたので、そういう風な思いで戦っていました」

そのほかの結果です。

新屋は7回から10点をあげ、五城目と西目の連合チームに大勝しました。

秋田は1点を追う9回に3点を奪って逆転、秋田北鷹を破りました。

大曲農業は5回コールドで勝ちました。

6日に勝った4チームは、8日日曜日に行われる敗者復活トーナメント2回戦に臨みます。