孫悟空が食べたといわれる"不老長寿"の幻の桃「蟠桃」の収穫 今年は例年よりも甘くて豊作 岐阜・高山市
岐阜県高山市の果樹園で収穫されているのは、幻の桃ともいわれる「蟠桃(ばんとう)」。
「蟠桃」は平らな形をしていて、大きさは直径8センチほど。香りが強く、少し酸味がありとろけるような甘さが特長です。
中国原産の蟠桃は、小説「西遊記」の中で、主人公の孫悟空が食べて不老長寿になったとされ「幻の桃」といわれています。
高山市で果樹園を営む樋口義孝さんは、40年ほど前から栽培に取り組みましたが、病気や雨に弱いため育てるのが難しく、25年ほど前にようやく出荷できるようになったということです。
今年は、春先の霜による被害がなく梅雨時期に雨が少ない上、天候に恵まれたため、例年よりも甘くて豊作になったそうです。
蟠桃の収穫は9月中旬ごろまでが続き、電話で注文を受け付けているほか、朝市でも販売されます。