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目指せ!“ぴよりん級” 王位戦の勝負おやつをかけた熾烈な戦い! おやつ候補8品に選ばれたのは…?

2024年6月18日 18:07
目指せ!“ぴよりん級” 王位戦の勝負おやつをかけた熾烈な戦い! おやつ候補8品に選ばれたのは…?
1次審査を通過した20品

目指すは“ぴよりん級”の知名度! 7月に行われる王位戦で藤井八冠が選ぶ、勝負おやつの候補が決定しました。応募総数105品の中から8品に選ばれたのは…?

“ぴよりん”を目指して…お菓子店の熾烈な戦い!

6月17日、新潟市で行われた棋聖戦五番勝負の第2局。タイトル防衛を目指す藤井聡太八冠に、山崎隆之八段が挑み、藤井八冠が勝利しました。

熾烈な対局が行われた裏で、もうひとつの負けられない戦いが!その戦いとは、対局中に棋士たちが食べるおやつの候補を決める「勝負おやつコンテスト」です。7月に名古屋で行われる王位戦で、藤井八冠と渡辺明九段に選んでもらおうと、応募総数105品の中から8品を決める大混戦となりました。

対局で棋士に食べてもらうことは、店にとってまたとないチャンス! 3年前、名古屋でのタイトル戦で藤井八冠が選んだのが“ぴよりんアイス”。これがきっかけで大きな話題を呼んだのが”ぴよりん”。その人気は、名古屋の魅力発信や地域の活性化にもつながっています。

看板メニューの生わらび餅で勝負! 名古屋市中区「琥珀堂」

エントリーした店の中には、まだオープンして2年足らずという店もありました。名古屋市中区にある「琥珀堂」の伊原正敏さんは、「これをきっかけに琥珀堂のわらび餅を知ってほしい」と意気込みを語ります。

勝負の一品は、看板メニューの生わらび餅。口の中でとろける究極の“ふわとろ感”を藤井八冠に対局で食べてもらい、アピールしたいといいます。

琥珀堂 伊原正敏さん:
「ドキドキしてるのが一番で。ただ、お店のわらび餅の味には自信があるので、最後まで残れたらなと思います」

名古屋名物を完全再現! 名古屋市千種区「パティスリーアングレーズ フィーユ」

エビフライや手羽先などの名古屋名物を完全再現した“名古屋スイーツ三兄弟”という、ちょっと変わったスイーツもありました。

エントリーしたのは、名古屋市千種区の洋菓子店「パティスリーアングレーズ フィーユ」。オーナーの小田原益広さんに作り方を見せてもらうと、エクレアにホワイトチョコをつけて、砕いたパイ生地をまぶし、仕上げに尻尾を付けてエビフライのできあがり。そして、エクレアにアーモンドが入ったチョコレートをくぐらせると、みそカツに! 手羽先は、特注の型抜きを3Dプリンターで作る力の入れようです。

パティスリーアングレーズ フィーユ 小田原益広オーナー:
「(藤井君に食べてもらえたら)えらいことですよね。(いっぱい注文来たら)エビフライ工場にします!」

看板商品を洋菓子風にアレンジ 名古屋市南区「亀屋芳菘」

将棋の駒を携えた“たぬ棋士”というキュートなスイーツを作ったのは、名古屋市南区にある創業70年の老舗菓子店「亀屋芳菘」。

40年ほど前に作られた看板商品“たぬき”を洋菓子風にアレンジして勝負に挑みます。中には、バニラムースや抹茶ブリュレなどが詰まっています。実は藤井八冠、これまでもクマやカエルなど、かわいいスイーツを選ぶことが多かったのです。

藤井八冠の好きな駒「角」も添え、期待は高まりますが、気になることが…。

“たぬ棋士”を作った平松大紀さん:
「“くま棋士”っていうのがありまして、知り合いのケーキ屋さんなんですけど、ちょっとかぶっちゃったみたいな話を後から聞いて、ライバル意識はありますね。だけど、僕の作ったケーキの方がおいしいと思うんで」

タヌキ対クマは、どちらに軍配があがるのでしょうか?

おやつ候補の8品に選ばれたのは…?

17日、最終審査の結果が発表されました。みなさんのスイーツはどうなったのでしょうか…!?

琥珀堂 伊原正敏さん:
「ありました! 選ばれました! うれしいですね。あとは棋士の方たちにぜひ食べていただいて、わらび餅のように粘り強い勝負をやっていただけたらなと思います」

パティスリーアングレーズ フィーユ 小田原益広オーナー:
「あー、残念! ない! ないですね、残念! おもしろいと思ったんだけどな。食べてもらいたかった」

“たぬ棋士”を作った平松大紀さん:
「通ってなかったです。“くま棋士”が通ってました。いやー、悔しいですね、これは」

どのお菓子店も大健闘し、熾烈を極めたおやつコンテスト。勝ち進んだ8品の中から、棋士たちに選ばれるのは、どのおやつになるのでしょうか…?

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