東山動植物園の人気者 メスのコアラ「ティリー」天国へ コアラの国内繁殖に大きく貢献
名古屋市の東山動植物園で長年親しまれてきたメスのコアラ「ティリー」が25日、天国へと旅立ちました。
「ティリー」は2014年に東山動植物園のコアラ来園30周年を記念して、オーストラリアのタロンガ動物園からやってきました。
たくさん食べてぐっすり眠る「ティリー」は、ぽっちゃりして太り気味だった時期もあり、ダイエットに挑戦したこともありました。
東山動植物園に来てから5回の出産を経験し、さらに孫も誕生するなど、国内のコアラの繁殖に大きく貢献したということです。
「ティリー」は15歳で、人間の年齢にすると80歳前後とみられますが、今月中旬に体調を崩し、25日、飼育員が死んでいるのを確認しました。
東山動植物園では、26日から1月13日まで、コアラ舎に献花台を設置するということです。