「西山ファーム」投資詐欺事件 元代表の男に執行猶予付き判決 名古屋地裁
岡山県の観光農園「西山ファーム」をめぐる“巨額投資詐欺事件”で、出資法違反の罪に問われている元代表の男に対し、名古屋地裁は執行猶予付きの判決を言い渡しました。
起訴状などによりますと、観光農園「西山ファーム」の元代表・山崎裕輔被告(43)は、2018年、共謀の上、配当金の支払いを約束し、保証金名目で3人から合わせて1200万円を受け取った、出資法違反の罪に問われています。
山崎被告は、およそ4年間にわたる逃亡の末、潜伏先のインドネシアで身柄を拘束され、これまでに3回詐欺の疑いで逮捕されていました。
26日、名古屋地裁は「好条件を謳って預かり金を募ろうと考え犯行を首謀した」などとした一方「被害者に弁償を行っている」などとして、懲役2年・執行猶予4年、罰金150万円の判決を言い渡しました。
山崎被告は記者の問いかけに答えることなく、裁判所を後にしました。