【ノロウイルスの集団食中毒】名古屋のすし店でも発生 12人が下痢やおう吐など症状訴え“店は営業禁止処分” 各地で発生相次ぐ 名古屋市が対策の徹底呼びかけ
ノロウイルスによる「集団食中毒」が相次ぐ中、新たに名古屋市南区のすし店でも発生し、市が、対策の徹底を呼びかけています。
名古屋市によりますと、南区の「イオンモール新瑞橋」の中にある「もりもり寿し」で、今月5日から9日までの間に食事をした5グループ15人のうち、12人が下痢やおう吐などの症状を訴えました。
このうち、検査をした利用客5人のほか、調理スタッフ4人からノロウイルスが検出されたということです。
市では、先週中村区の「札幌かに本家名古屋駅前店」で、店を利用した37人が食中毒の症状を訴え、このうち1人が入院しました。
市は、いずれの店も営業禁止処分としています。
ノロウイルスによる食中毒をめぐっては、先月、岐阜県の仕出し業者の弁当を食べた少なくとも411人から確認され、このうち、40代の男性が死亡するなど、今年に入り、各地で相次いで発生しています。
名古屋市は「ノロウイルス食中毒注意報」を出していて、手をよく洗うことや食品を十分に加熱するなど、対策を徹底するよう呼びかけています。