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“文化財を火災から守ろう” 飛騨市で実践型消防訓練実施

2024年1月25日 17:01
“文化財を火災から守ろう” 飛騨市で実践型消防訓練実施

1月24日(水)に岐阜県飛騨市にある『飛騨古川まつり会館』にて、飛騨市消防本部による「第70回文化財防火デー」に伴う消防訓練が実施されました。

飛騨市消防本部によると、本消防訓練は1月26日の「文化財防火デー」にちなんで毎年実施。火災を想定した訓練では、消火訓練や延焼防止訓練、文化財の保護が行われました。

より実践的な訓練に取り組めるよう、毎年、消防訓練は“文化財所有者”と連携して実施。訓練は文化財に指定されている飛騨市内の神社や寺などで行われ、保管されている仏像等の文化財も実際に梱包などを行い保護。外への運び出しを行うなど、より実践に近いシチュエーションで行われます。

今年の訓練は、『飛騨古川まつり会館』にて実施。館内には、飛騨市の祭りを彩る文化財「屋台」が保管されています。訓練では、“文化財所有者”である『飛騨古川まつり会館』職員が飛騨市消防本部へ119番通報。その後、飛騨市消防本部の隊員たちと共に消火活動に参加しました。

文化財などの火災予防や消火活動には、文化財所有者との連携が大切。飛騨市消防本部では、今後も文化財所有者と共に実践型の訓練に取り組み、文化財を火災などから守っていきます。