ドラム缶の中から男性遺体 “主犯格”に懲役9年6か月判決 名古屋地裁
ドラム缶の中から男性の遺体が見つかった事件で、主犯格とされる男に懲役9年6か月の判決です。
起訴状などによりますと、愛知県小牧市の建設作業員・勝田茂被告(54)は仕事仲間の3人と共謀し、2015年、三重県内などで、小牧市の内装業・平塚崇さん(当時26)に対し、複数回、胸や腹を殴る蹴るなどの暴行を加えて、死亡させた、傷害致死の罪に問われています。
平塚さんの遺体は、2022年に青森県弘前市内で、ドラム缶の中からコンクリート詰めにされた状態で見つかっていました。
これまでの裁判で、勝田被告は「事実と違います」と起訴内容を全面的に否認し、無罪を主張していました。
14日の判決公判で、名古屋地裁の蛯原意裁判長は、「抵抗できない被害者への暴力は悪質で、死亡した結果は重大」「会社の代表という立場で、ほかの3人の暴力を容認した」などとして、懲役9年6か月の判決を言い渡しました。