マンション男性遺体 傷害致死の疑いで飲食店で“直前に知り合った男”を逮捕 支払いをめぐり口論に 名古屋・中区新栄
名古屋市中区のマンションで男性の遺体が見つかった事件で、28日に逮捕されたのは事件直前に知り合ったとみられる男でした。
10月22日、中区新栄で、警察官が受けた「人が死んでいる」という通報。
警察が駆け付けると、マンションの一室のベッドの上で、この部屋に住む、フィリピン国籍のペレス・レイナルド・トンゴさん(52)が倒れていて、その場で死亡が確認されました。
司法解剖の結果、ぺレスさんは頭蓋骨や左ほお骨などを骨折していて、顔や頭に打撃を受けたとみられる傷が複数あったということです。
そして、28日に警察が傷害致死の疑いで逮捕したのは、知多市に住む、無職の外山哲平容疑者(42)です。
現場はペレスさんの自宅から約300メートル離れたビルで、3階の店でトラブルになり、踊り場で暴行を受けたとみられています。
関係者によりますと、ぺレスさんは発見される2日前の20日夜、外山容疑者とともに中区栄の飲食店に来店。
2人は直前に別の店で知り合ったばかりだったとみられています。1時間ほど滞在しましたが、その後支払いをめぐり、2人は口論に。
警察によりますと、外山容疑者は、日付が変わった21日午前0時半ごろから午前1時10分ごろまでの間、ぺレスさんに対し顔を蹴るなどの暴行を加え、頭蓋骨骨折などのけがをさせ、22日までの間に死亡させた疑いがもたれています。
ぺレスさんは暴行を受けたあと帰宅し、自宅で死亡したとみられています。
調べに対し、外山容疑者は「相手の顔面を蹴ったことは間違いありません」などと容疑を認めているということです。