三重県庁に貯留式トイレ設置へ 災害時に職員らが使用
災害対応にあたる職員らの労働環境を整備するため、三重県庁で貯留式トイレの設置が進められています。
貯留式トイレは、大規模災害が起きたときに職員や関係機関の担当者の業務に支障をきたさないよう作られるもので、断水時でもすぐに使用できます。
このトイレの設置は、能登半島地震の発生前から計画されていて、県庁内の駐車場を活用し、災害時にキューブ状のブロックの上に便器とテントを設置することで、1回の汲み取りで1000人が10日間使用できる見込みになっています。
西岡欣也・三重県災害対策推進課長:
「災害時には多くの関係機関が県庁に詰めて災害対応をする。その職員らの労働環境を整えるのは大きな課題」
設置するトイレは16基。3月ごろの完成を予定しています。