「トラックGメン」による聞き取り調査 トラック運転手の労働環境を改善する狙い 中部運輸局
悪質な荷主などを見つけ、トラック運転手の労働環境を改善するため中部運輸局は21日「トラックGメン」による聞き取り調査を行いました。
新東名高速道路岡崎サービスエリアで聞き取り調査を行ったのは、「トラックGメン」と呼ばれる中部運輸局の職員らです。
トラック運転手は、荷主や元請事業者の都合で、工場などで長時間待たされたり、適正な運賃が受け取れなかったりして、過酷な労働条件から担い手不足が深刻となっています。
来年4月からトラック運転手の残業時間の規制が強化され、労働時間の短縮により輸送能力の不足が懸念される中、「トラックGメン」は、トラック運転手の労働条件の改善を図るため、長時間の荷待ちや、契約にない作業を強いられていないかなどを確認し、悪質な荷主などに対して、法律に基づき「働きかけ」や「要請」を行うとしています。