【速報】姉の6歳娘を“コンクリ詰め”遺棄 『何度もビンタし脇腹をローキック』殺人の疑いで再逮捕 「殺すつもりはなかった」殺意を否認 大阪府警

大阪府八尾市の住宅でコンクリート詰めされた女の子の遺体が見つかった事件で、大阪府警は21日、姉の娘(当時6)を殺害したとして、41歳の男を再逮捕したと発表しました。
殺人の疑いで再逮捕されたのは大阪市平野区に住む無職の飯森憲幸容疑者(41)で、2006年12月下旬から2007年1月上旬までの間に、平野区の自宅で、当時同居して養育していた姉の娘である岩本玲奈ちゃん(当時6)を足蹴りするなどして殺害した疑いがもたれています。
警察の調べに対し、「言うことを聞かなかったので腹が立ち、顔面を何度もビンタしたり、脇腹をローキックしました」などと話す一方、 「殺すつもりはなかった」と殺意を否認しています。
■「元住人と連絡がとれない」部屋の押し入れからコンクリ詰めの衣装ケース
この事件は、2月25日、八尾市の住宅の管理人から「コンクリート詰めの衣装ケースがあるが、元住人と連絡が取れない」などと通報を受け、駆けつけた警察官が部屋の押し入れの中からコンクリート詰めにされた金属製の衣装ケースを発見。X線で画像診断したところ、中から女の子のミイラ化した遺体が見つかったものです。
司法解剖の結果、遺体は身長が約110センチメートルの6~7歳の女の子で、死因は腹部に強い力が加えられ、臓器が裂けて出血したことによる「他殺」だと判明。2007年ごろに死亡したとみられています。
その後、遺体はDNA鑑定の結果などから、飯森容疑者の姉の子供で、当時6歳の岩本玲奈ちゃんであることが判明。玲奈ちゃんが生存を確認されたのは、2005年3月に病院を受診した記録が最後で、保育園などには通園していなかったとみられます。
■「面倒をみていた姉の娘」「しつけで叩き、朝起きたら冷たくなっていた」
飯森容疑者は逮捕前の警察の調べに対し、「遺体は十数年前に面倒を見ていた7歳くらいの姉の娘で、当時、言うことを聞かなかったので、しつけで叩いた。子どもは泣きじゃくったあとに寝たが、朝起きたら冷たくなっていた」「遺体は父親の提案で一緒にコンクリート詰めにした」などと話していました。
警察は、玲奈ちゃんが死亡した経緯について捜査を進めていましたが、21日、玲奈ちゃんへの殺害容疑で飯森容疑者を再逮捕したということです。
事件をめぐっては、飯森容疑者とともに死体を遺棄したとして飯森容疑者の交際相手の柴田朱里容疑者(36)が逮捕されていますが、柴田容疑者は「衣装ケースは台車で運んだが、死体が入っていたとは知りませんでした」と容疑を否認しています。