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アプリで身近な“いきもの”集め!楽しみながら生物多様性の大切さを学ぶ 名古屋市

2024年3月13日 17:42
アプリで身近な“いきもの”集め!楽しみながら生物多様性の大切さを学ぶ 名古屋市

2023年10月に「ネイチャーポジティブ宣言」を政令市初で行った名古屋市。生物多様性の保全や持続可能な利用を進めるため、名古屋市では「なごやネイチャーポジティブ」のシンボルマークの制作や、都心における生態系の回復をはかる「なごやのまちなか生物多様性緑化ガイドライン」の策定など、市民が自然や生き物を身近に感じられる様々な取り組みを実施してきました。

そんな取り組みのひとつとして、名古屋市では、スマートフォンでいきものの種類をAIが判別する機能を備えるアプリ「Biome(株式会社バイオーム)」を活用した「スマホであつめよう!なごやいきものクエスト2023」を昨年開催。
市内で撮影した“いきもの”の写真を10種投稿すると、クエスト達成となるオンライン参加型イベントで、名古屋市によると、実施期間の2023年7月13日から8月31日には1,245人が参加、12,620の投稿が寄せられました。

名古屋市によると、最も投稿が多かった“いきもの”は、385投稿のクマゼミと371投稿のアブラゼミ。次いで、シオカラトンボ、ショウリョウバッタ、キマダラカメムシ、アオドウガネなど様々ないきものが投稿されました。

自然の中を散歩してリラックスしたり、虫の音や旬の食べ物で季節を感じたり、また、木や草が洪水緩和や土砂災害防止に役立ったり、自然や生きもの恵みを受けて成り立っている私たちの暮らし。名古屋市は、「本イベントを通して、生きものについて詳しくなって、興味がわいて、自分もそうした自然を守る活動に参加したい!と思った方がいたら、ぜひ保全活動に力を貸してください」と参加者へメッセージを送りました。

また、名古屋市では市内の緑地等について、2030年までに5か所以上の「自然共生サイト認定」を目指しており、2024年2月27日に「自然共生サイト」に「なごや東山の森」が認定。様々な形で生物多様性の保全に取り組んでいます。

  • 中京テレビNEWS NNN
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