飲酒運転100キロ超で橋の欄干に衝突し同乗者3人死傷 運転手の男(当時19)に懲役10年求刑 「刑の重さ」争点に 名古屋地裁
去年5月名古屋市東区で酒を飲んだ状態で車を運転して事故を起こし同乗者3人を死傷させたなどの罪に問われている当時19歳の男の裁判で検察側は、23日、懲役10年を求刑しました。
起訴状などによりますと当時19歳の男は、去年5月、酒を飲んだ状態で車を運転し、時速100キロを超える速度で名古屋市東区の橋の欄干に衝突し、同乗者3人を死傷させた危険運転致死傷などの罪に問われています。
初公判で男は起訴内容をおおむね認めていて、裁判では刑の重さが争点となっています。
23日、検察側は「同乗者が止めるのもかまわず高速度で運転した」「3人が死傷した結果は極めて重大」などとして懲役10年を求刑しました。
一方弁護側は、危険運転であることは争わないとしたうえで「異常なまでの高速度であったとはいえない」などと主張しました。
また、男が今後免許の再取得はせず、深く反省しているなどとして、執行猶予付きの判決を求めました。
判決は10月28日に言い渡される予定です。