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住宅火災による死者の8割は65歳以上の高齢者 2023年発生の火災概況 愛知県

2024年2月27日 20:30

愛知県が、2023年に県内で発生した火災の概況をとりまとめました。

県が発表したデータによりますと、2023年の出火件数は2033件で、前年より168件増加。このうち住宅火災は588件で全体の28.9%を占めています。

住宅火災による死者数は50人で、前年より3人増加しています。そのうちの41人は65歳以上の高齢者でした。また、逃げ遅れで死亡した10人のうち、8人が火災報知器を設置していなかったということです。

出火原因として多いのが、「放火・放火の疑い」230件、「たばこ」185件、「たき火」182件、「コンロ」137件でした。前年と比較すると、「放火・放火の疑い」の件数には変化がないものの、「たばこ」は18件、「コンロ」が40件減少しています。

県は、3月1日から7日まで実施する「春の全国火災予防運動」を前に、住宅火災を防ぐための対策や、火災報知器の設置・点検を呼びかけています。

  • 中京テレビNEWS NNN
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