早期化する「ラン活」 販売開始を早めランドセル商戦に備える大手百貨店 人気の「ランリュック」は昨年の2倍に種類拡充
小学校入学に向けてランドセルを選ぶ「ラン活」。今では入学の1年以上前から始めるのが当たり前となり、年々早期化しています。
大手百貨店でも早まるランドセル商戦への対応が迫られる中、ジェイアール名古屋タカシマヤは例年より3週間早い3月8日から販売をスタートすると発表しました。
ジェイアール名古屋タカシマヤの担当者によると、16年ほど前までは小学校入学4か月前の12月頃が商戦のピークでしたが、年々早くなっており、今年は4月中旬から5月中旬頃がピークになると予想されるため、スタート時から最大の展示数となる約350種類を取り揃えるということです。
なかでも力を入れているのが、ランドセルとリュックサックの利点を組み合わせた「ランリュック」。ナイロンの軽さと革の丈夫さを併せ持つ「ランリュック」は、昨年から人気が高まっていて、新1年生だけでなく在校生の“セカンドランドセル”としての買い替え需要も見込まれるため、ラインナップを前年の2倍に拡充したということです。
機能やデザインが多様化して選択肢が広がったことも、「ラン活」の早期化に影響しているのかもしれません。