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過熱する「ラン活」 ランドセル選びは1年以上前から始めるのが当たり前!? 親子で意見が分かれたらどうする…?

2024年2月16日 20:11
過熱する「ラン活」 ランドセル選びは1年以上前から始めるのが当たり前!? 親子で意見が分かれたらどうする…?
年々早くなる“ラン活”

16日、名古屋市内の鞄店に、ピカピカのランドセルを選ぶ親子が訪れました。選んでいたのは、この4月に1年生になる年長さんではなく、もう1つ下の年中さん。ランドセルを選ぶ活動、いわゆる“ラン活”は、いまや1年以上も前から始めるのが当たり前になっています。

年々早くなる「ラン活」に親たちはお疲れ気味 機能性やデザインも多様化

60年以上前からランドセルを販売する「村瀬鞄行」では、16日から2025年に入学する子ども向けの新作ランドセルの販売をスタート。去年より半月ほど早くなっているといいます。

年々早くなるラン活。もはや一大イベントになっているようですが、どうしてこんなにも早まっているのでしょうか?

村瀬鞄行の林さんによると「ランドセルは手作りなので、注文が製造予定数に到達すると完売が起きてしまう。早く行かないと好きな色がなくなるという噂がママ友の口コミなどで広がって、どんどん早くなっているのでは」ということでした。

さらに、機能性やデザインも多様化しているため、ラン活を経験した保護者は「何件か見に行って、実際に背負ってみて重さとか、あと頑丈かとか」「実際見たのは3社なんですけど、カタログは10社くらい(取り寄せた)」と、ランドセル選びに奔走し、少しお疲れの様子。

中京テレビ「キャッチ!」が行ったLINEアンケートでは、ラン活で疲れた経験が「ある」と答えた人は44.5%と半数近くになりました。疲れてしまった主な理由は、「種類が多すぎて迷ってしまう」ことと、もう1つは「親子で意見が分かれてしまう」ことでした。

ランドセル選びは誰が最終決定? 親子で意見が分かれたら…

子どもと一緒にランドセルを選んでいた、ちょっとお疲れ気味のお母さん。話を聞いてみると、「(自分は)くすみカラーがかっこいいと思うんですけど、本人は青がいいと…」と、子どもと意見が合わなくて困っているようでした。

このように、親と子で意見が分かれてしまうケースは多いようです。今、好きなものを選ぶ子どもに対し、お母さんたちが気になるのは「6年生まで使う」ということ。

“ラン活”を経験した小学1年生の母親は「自由なものを選ばせると、どうしてもキラキラひらひらになっちゃうので、6年間使うことを考えてアドバイスはしました」と話します。別の母親も「『この5色から選んでね』と提示した中から選ばせた感じですね」と、“親のオススメ”から選んでもらったそうです。

一方、「親の意見で決めたランドセルを買うことになって、ずっとそのランドセルを好きじゃなかったという意見を聞いたことがあって」ということで、心配しながらも子どもの希望を尊重したという人もいました。

中京テレビ「キャッチ!」のLINEに寄せられたエピソードでは、子どものランドセル選びに、両親と祖父母、おじさん家族も参加して、大所帯になってしまったという人も。「赤いランドセルがいい!」という息子の意見を尊重しようとしたところ、同行した親戚の中で「賛成派」と「慎重派」に分かれる事態になってしまったそうです。

子どもの希望通りにするか、親が軌道修正するかは意見が分かれるところですが、選択肢が多すぎると選ぶのも大変です。あまり情報を集めすぎず、選択肢を絞って、疲れない程度に“ラン活”に臨むのがいいのかもしれません。

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