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「お父さんと一緒に死ぬか」妻と2人の子ども殺害の父 “天国の小遣い500円”渡す 愛知・扶桑町などで殺害

2024年6月26日 16:49
「お父さんと一緒に死ぬか」妻と2人の子ども殺害の父 “天国の小遣い500円”渡す 愛知・扶桑町などで殺害

おととし、愛知県内で妻と2人の子どもを殺害した罪に問われている男。犯行の直前、子どもたちに投げかけたのは“お父さんと一緒に死ぬか”という質問でした。

「子どもたちには祖父母の家に行くか、お父さんと一緒に死ぬか聞いた。泣きながら 「お父さんと一緒に死ぬよ」と答えました」

9歳と6歳の子どもたちに問いかけたのは、あまりにも残酷な質問でした。26日、名古屋地裁で犯行当日のことを語った田中大介被告(44)。

衝撃的な事件が起きたのは、おととし8月のこと。

起訴状などによりますと、田中被告は扶桑町の自宅で、妻の智子さん(当時42)の首をしめて殺害。浮気を疑われていると思い込み口論となったすえの犯行だったといいます。

その後、長女の千結さん(当時9)と長男の十楽くん(当時6)を遠く離れた犬山市の山の中に連れていきました。

そこで田中被告は…。

「お父さんとお母さんはけんかをして、一緒に住めなくなった、ごめんなさいと話した。千結(長女)に「仲直りすればいいじゃん、千結も謝るから」と言われ、2人にはお母さんを殺したから、それはできないと伝えました」

それを聞いた2人はずっと泣いていたと言います。

そして…。

「子どもたちには、祖父母の家に行くか、お父さんと一緒に死ぬか聞いた。泣きながら「お父さんと一緒に死ぬよ」と答えました」

「お父さんと一緒に死ぬ」と答えたという子供たち。田中被告はまず長女の千結さんを殺害。

そして長男の十楽くんには…

「天国に行ったときにお菓子が買えるよう お小遣い500円を渡した」

子どもたちの遺体を車に残し、行方をくらませた田中被告。死にきれず山の中をさまよい、4日後に警察署に出頭しました。

裁判で事件について聞かれると…。

田中被告:
「全部自分が悪いんです。智子も千結も十楽も悪くない。取り戻せないことをしました。毎日思い出して謝っている。時間が戻せるなら戻したい」


弁護側は、妻への犯行時、妄想性障害による心神耗弱状態であったと主張しています。

  • 中京テレビNEWS NNN
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