29日、岐阜県七宗町の飛騨川で、沢登りをしていた男女2人が流されました。およそ5時間後に川底から心肺停止の状態で発見されましたが、その後死亡が確認されました。

警察などによりますと29日午前10時半ごろ、岐阜県七宗町を流れる飛騨川の報国橋付近で、「沢登り中の男女2人が流された」と119番通報がありました。

警察と消防が捜索しおよそ5時間後、300メートルほど下流の川底から心肺停止の状態で発見され、その後、搬送先の病院で死亡が確認されました。

死亡したのは、いずれも岐阜市の伊藤翼さん（41）と古テイテイさん（35）（※テイはどちらも女偏に亭）で、夫婦とみられています。

警察によりますと、伊藤さんがおよそ80メートル離れた対岸にロープを張ろうとして川を泳いでいたときに流され、助けようとして川に入った古さんも流されたということです。

現場の川は、28日に降った雨の影響で流れが速くなっていたということで、警察が当時の状況を調べています。