初の“交通事故死ゼロ”　ヘルメット購入費の補助事業も　愛知・蒲郡市

愛知県蒲郡市が令和5年中の1年間において、市政施行以来初となる“交通事故死ゼロ”を達成しました。

蒲郡市によると、“交通事故死ゼロ”の記録は、令和4年10月4日から継続。達成の理由について蒲郡市は、「市民の皆様が日頃より交通ルールを守り、交通安全を実践していただけたことと、地域や団体の皆様による交通安全キャンペーンなどの様々な啓発活動等の取り組みの成果」と述べています。

道路交通法の改正により、令和5年4月からヘルメットの着用が努力義務化されましたが、愛知県では令和5年の交通死亡事故者数は145名を記録。そのうち約2割の25人が自転車運転者で、25人中21人がヘルメット非着用でした。

こうした背景を受け、蒲郡市では、交通安全対策として、自転車乗車用ヘルメット購入費補助事業を積極的に実施。令和5年9月からは、補助対象年齢を全年齢に拡大し、自転車乗車用ヘルメット購入費の2分の1（上限2,000円）を補助する購入費補助事業を行っています。

補助対象者は「市内に住民登録があり、移住している人」、「転売の目的ではなく個人で使用する人」、「令和5年4月1日以降にヘルメットを購入した人」。ヘルメット購入時に、「安全基準に適合した新品の自転車乗車用ヘルメット（認証マーク付き）」を購入した領収書をもらい、市役所窓口で申請することで補助金を受け取ることができます。