【速報】万博の入場券 石破首相「ID登録なくてもWEB購入可能に」 全国知事会で明らかに 「特に高齢者の方がスマホで買うのが難しい。大阪万博世代の方々にも もう一回あの感動を」
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4月13日に開幕する「大阪・関西万博」の入場券について、前売り券の販売が伸び悩んでいることを受けて、全国知事会に出席した石破首相は「ID登録なくても購入可能に」すると明らかにしました。
2023年11月に販売を開始した万博の前売り入場券は、販売枚数が今月19日時点で約788万枚と、目標(1400万枚)の約5割にとどまっています。こうした状況を受けて、大阪府の吉村知事は今月5日、首相官邸で石破首相と面会をし、チケットの販売促進のために必要だとして「当日券」の導入を要望し、合意したことがわかっていました。
こうした中、25日午前に行われた全国知事会に石破首相が出席し、当日券を導入することを明らかにしたうえで、WEBでのチケット購入についても簡素化して、ID登録なしでもチケット購入を可能にすることを明らかにしました。
石破首相は、「チケット買おうと思ったけど難しくて諦めたという人がいると聞いた。すべての世代の方々に楽しんでいただきたいが、特にご高齢の方がスマホで買うのが難しい。大阪万博世代の方々にも、もう一回あの感動を」と述べました。
■ID登録不要は「簡単来場予約チケット」(仮称)
万博協会は25日、入場券の改善点を公表しました。ID登録が不要の「簡単来場予約チケット」については開幕日から販売するとしていて、パビリオンの事前予約はできないということです。
また、4月5月の来場者に対し、「通期パス」を割引販売するということです。来場者に割引コードを配布することで、大人の通期パスを3万円から2万4000円の割引価格で購入できます。
また、当日券については、来場日時予約の枠に空きがある場合に、入場ゲート前案内所で販売するということです。
大阪府の吉村知事はこれまで、「万博を成功させるためにも、万博に行きたい、面白そうだなと思った人が、チケットが買いやすい、シンプルな仕組みというのを追求していくべき」と訴えていました。