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ウクライナに各国首脳ら集結 侵攻3年…兵士の脱走も問題に

2025年2月25日 5:38
ウクライナに各国首脳ら集結 侵攻3年…兵士の脱走も問題に

ロシアによるウクライナ侵攻から24日で3年の節目を迎え、首都キーウには、各国の首脳らが集まり支援の継続をアピールしました。

佐藤篤志・NNNキーウ
「戦死した兵士を追悼する旗が立てられた独立広場ですが近づくことができません。キーウに各国の首脳が集まり緊急のサミットが開かれるため厳戒態勢となっています」

キーウの独立広場では、24日、ゼレンスキー大統領や、各国の首脳らが、ろうそくを置き、亡くなった兵士に敬意を示しました。支援国による首脳会議には、カナダのトルドー首相や、ヨーロッパの首脳陣らが参加し、ウクライナ支援を話し合いました。ヨーロッパには“トランプ大統領が、ロシア寄りの条件で戦闘終結を決めてしまうのでは”との危機感があり、結束をアピールする狙いです。

EU=ヨーロッパ連合のフォンデアライエン委員長は、ウクライナが改革を続ければ、「2030年より前にEUに加盟もできる」と話し、ヨーロッパが支援を続ける意思を示しました。

一方、戦闘が3年と長期化し、兵士の脱走も問題になっています。ウクライナ検察は、許可無く持ち場を離れたとして、2024年に6万6000人以上を起訴しました。

脱走兵の弁護をする弁護士
「(脱走の理由は)絶望と疲れです。3年弱、軍隊に勤めても終わりが見えません。2年間で2回しか休暇を取れない人もいて、これ以上できないと」

4年目に入り、兵士の士気が保てるかも課題となります。

最終更新日:2025年2月25日 7:06