キーウの独立広場には赤いろうそく ウクライナ侵攻3年…現地の様子は
侵攻開始から3年となったウクライナの様子を伝えてもらいます。キーウから中継です。
キーウの独立広場です。24日朝は各国の首脳らが集まり、近寄れませんでしたが、現在は多くの人が追悼に訪れています。これまでと違うのは、赤い瓶に入ったろうそくがあるんですね。首脳らが亡くなった兵士に敬意を示すために置いたもので、数えると、300個以上ありました。
ウクライナ支援を話し合う首脳会議に参加したのは、カナダのトルドー首相や、ヨーロッパの首脳陣らです。この会議にアメリカは参加していません。ヨーロッパには“トランプ大統領が、ロシア側に偏った戦闘終結を決めてしまうのでは”との危機感があり、さっそくスペインがウクライナへ約1500億円の軍事支援を発表するなど、結束をアピールしました。
――トランプ氏がロシア寄りの発言を繰り返す状況を、ウクライナの人々はどう受け止めていますか?
多くの人が危機感を募らせています。トランプ大統領が就任した時は、停戦に期待する人もいましたが、現在はほとんどの人がトランプ氏を信用していません。3年たった今も出口の見えない戦いに、人々はやるせない思いを募らせています。