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プーチン大統領、習近平国家主席と電話会談

2025年2月24日 21:41
プーチン大統領、習近平国家主席と電話会談

ロシアのプーチン大統領は24日、中国の習近平国家主席と電話で会談し、ウクライナ侵攻について「根本的な原因の除去に取り組む」と強調しました。

中国国営メディアによりますと、習近平国家主席はウクライナ侵攻の開始から3年となる24日、ロシアのプーチン大統領と電話で会談しました。

会談でプーチン大統領はウクライナ侵攻の終結に向けたロシアとアメリカによる協議について最新の状況を説明したうえで、「ウクライナとの衝突の根本的な原因の除去に取り組む」との考えを示しました。

これに対し習主席は「ロシアと関係国が、ウクライナ危機の解決に向け努力していることを喜ばしく思う」と述べたということです。また習主席は中露関係について「独自の戦略的価値があり、第三者の影響を受けていない。国際情勢が激変しても前進し続ける」と強調しました。

これに対しプーチン大統領は「中国との関係を発展させることはロシアの戦略的選択だ。一時的な状況や外的な要因に左右されるものではない」と応じました。ウクライナ情勢でアメリカ主導の和平交渉が進む中、節目の日に電話会談を行うことで、中露の結束力を誇示する狙いがあるとみられます。

両首脳は先月にも、オンライン会談を行い、トランプ大統領の就任を受けて結束をアピールしていて、第2次世界大戦の「戦勝80周年」の節目となる今年5月にはモスクワで、9月には北京で開催される記念式典に互いを招待しています。

最終更新日:2025年2月25日 0:04