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「西山ファーム」出資法違反の罪 元代表 初公判で起訴内容認める

2024年7月10日 12:17
「西山ファーム」出資法違反の罪 元代表 初公判で起訴内容認める

岡山県の観光農園「西山ファーム」をめぐる“巨額投資詐欺事件”で、出資法違反の罪に問われている元代表の男の初公判が開かれ、男は起訴内容を認めました。

起訴状などによりますと、観光農園「西山ファーム」の元代表・山崎裕輔被告(43)は、2018年、共謀の上、月2~3.3%の配当金の支払いを約束し、保証金名目で3人からあわせて1200万円を受け取った、出資法違反の罪に問われています。

山崎被告は約4年間にわたる海外での逃亡の末、今年1月、潜伏先のインドネシアで身柄を拘束され、これまでに3回、詐欺の疑いで逮捕されていました。

10日の初公判で、山崎被告は「弁護人に説明をしてもらいたい」と述べ、弁護側は「事実関係に争いはありません」と起訴内容を認めました。

検察側は「西山ファームの実質的経営者で金銭欲しさから犯行を首謀した」「事件発覚後、海外に4年間逃亡し、罪を免れようとした対応が悪質」などと指摘し、懲役2年、罰金150万円を求刑しました。

一方の弁護側は「一部弁済が行われている」などとして、執行猶予付きの判決を求めました。