"二次避難"の受け入れ準備始まる 福井市内ではホテルなど5か所 市営住宅の空き部屋も活用へ
能登半島地震の発災から9日目。避難生活の長期化が懸念される中、新たな支援策として県内の宿泊施設が被災地から二次避難してくる人たちの受け入れに向けた準備を始めています。(1月9日)
政府は北陸4県の宿泊施設を対象に、被災地の避難所を離れるいわゆる「二次避難」先の選定を進めていて、福井市のホテルリバージュアケボノでは30人の受け入れを決めました。
■ホテルリバージュアケボノ 清水嗣能社長(全日本ホテル連盟 会長)
「この冬空で皆さん大変な思いをして過ごしている。できる限り被災者に寄り添って、わが事として迎え入れたい」
9日現在、福井市内では宿泊施設5か所で条件が整い次第受け入れる予定です。また、観光庁によりますと、県内では合わせて16施設で合わせて529人を受け入れ可能となっていて、福井市や坂井市では市営住宅の空き部屋についても避難所として活用するための調整を進めています。