強制わいせつの罪に問われた教諭の男の裁判で弁護側が最高裁への上告を断念 実刑判決が確定
勤務先の小学校で、女子児童の胸や下腹部を触ったとして、強制わいせつの罪に問われていた教諭の男の裁判で、21日弁護側が最高裁への上告を断念したことがわかりました。
福井市木田3丁目の見附史教被告(60)は、去年勤務していた坂井市内の小学校で、授業中や授業後に女子児童の胸や下腹部などを触ったとして、強制わいせつの罪に問われていたものです。
一審の福井地裁は懲役1年2か月の実刑判決を言い渡し、弁護側はこれを不服として控訴しましたが、今月7日の二審で、名古屋高裁金沢支部は一審の判決を支持して、弁護側の訴えを退けました。
21日が最高裁判所への上告の期限でしたが、代理人の弁護士によりますと上告を断念したということです。
これにより見附被告の実刑判決が確定しました。
刑の確定を受けて被害児童の父親は、FBCの取材に「娘の人生に傷がつきすっきりしたわけではないが、結果にひとまず安心している」と話しています。
なお県教育委員会によりますと、去年7月から休職となっていた見附被告は失職になったということです。