珍味「福のこ」出荷ピーク 高浜町のフグ料理専門店 3年以上かけて塩や酒粕に漬け込む
高浜町の珍味「福のこ」
トラフグの卵巣を3年以上かけて漬け込んだ珍味「福のこ」の出荷が、高浜町のフグ料理専門店で最盛期を迎えています。(1月11日)
若狭湾で水揚げされた天然のトラフグの卵巣が使われていて、2年間塩漬けして天日干しした後、さらに1年以上かけて厳選した酒粕で漬け込んでいます。手間暇をかけた逸品はしっとりとして柔らかく、酒粕の豊かな香りが口の中に広がります。
同町和田の五作荘では70年以上前から手作りしていて、店の人は「酒のあてには最高。天然のフグが揚がる限りはずっと伝統の味として残しておきたい」と話しています。
単品やふぐセットの1品として個人客に宅配で届ける他、大阪や京都の日本料理店にも出荷するということです。