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本番前に市民が綱づくり 「敦賀西町の綱引き」 国の重要無形民俗文化財 21日(日)開催

2024年1月15日 18:47
本番前に市民が綱づくり 「敦賀西町の綱引き」 国の重要無形民俗文化財 21日(日)開催
砧を使った作業の様子=13日、敦賀市の旧敦賀北小学校

夷子大黒綱引きとして400年以上前から親しまれ、国の重要無形民俗文化財に指定されている敦賀市の「敦賀西町の綱引き」の開催を前に、市民らによる綱づくりが進んでいて、開催に向けてムードが高まっています。(1月15日)


旧敦賀北小学校の体育館では13日、市民らが大量の稲わらを使って、ロープに巻き付ける玉を作りました。綱の芯になるもので、今年は脱穀機や砧(きぬた)といった昔ながらの道具も使って作業が行われました。

夷子(えびす)側と大黒(だいこく)側に分かれて綱を引き、夷子側が勝てば豊漁、大黒側が勝てば豊作になるとされていて、コロナ禍の影響による中止をはさんで今年は4年ぶりの開催が決まりました。

■参加した高校生は㊧
「大人と一緒に作業するのは初めての機会。活気が戻っていいなと思う」
「頑張って作ったので頑丈にできた。どっちが勝ってもいい感じになった」

■敦賀西町の綱引き伝承協議会・木下章会長
「続けていくということは難しいけれど、皆さんの力を借りながらたくさんの人に来場してもらって、盛り上がっていけたら」

綱引きは1月21日(日)午後3時から、敦賀市相生町の西町通りで開かれ、誰でも参加できるということです。

    福井放送 福井放送