トンネル内の“不感地帯”解消へ ハピラインふくいが来年度アンテナ工事 全長10キロ以上、全国初の規模
携帯電話の電波が届かないトンネル内の「不感地帯」について、ハピラインふくいは来年度アンテナ工事を行い、利用客の利便性向上とともに、災害時の備えを強化します。
ハピラインふくいによりますと、南越前町と敦賀市にまたがる北陸トンネル(全長13.9キロ)と、南越前町の今庄トンネル(全長0.9キロ)、湯尾トンネル(全長0.7キロ)では現在、携帯電話の通じない区間があるということです。
こうした中、乗客からの要望を受けて今回の対策工事を決めたもので、新幹線を除く在来線で、10キロ以上にわたってこうした事業を行うのは、全国で初めてだということです。
なお、総工費は20数億円を見込んでいて、国などから補助金の交付を受けることになっていますが、数億円の自己負担が発生することから、同社では今後、県に対して財政支援を求めていく方針です。