福井市の強引な進め方を非難する声相次ぐ 3年後のオープン目指す「アリーナ計画」めぐり公聴会
3年後に福井市の東公園でオープンを目指している「アリーナ計画」を巡り、8日の公聴会に参加した住民からは市の強引な進め方に非難の声が相次ぎました。
住民
「住民説明会において具体的な説明が不足しており、こちらから投げかけた多くの質問に対する詳細な回答が十分に得られてない」
福井市は8日夜、福井駅近くの東公園で整備を予定しているアリーナ計画を巡って公聴会を開きました。
公聴会には周辺住民を中心に30代から70代の5人が出席し、市の担当者から整備にあたって必要となる土地の用途変更などについて説明を受けました。
これに対し参加した住民からは、「強引な進め方だ」と非難する声が相次ぎました。
住民
「私たちが投げかけている質問や懸念事項に対して、全て回答した上で、そこから検討すべき そのあとに都市計画の変更や決定を行うことが、まさに住民の理解を得ながら進める都市計画でないか」
「スケジュール優先と思える今回の計画の進め方に疑問を感じる ここで再考し、地区住民の意見を十分に反映して、私たちが安心で暮らせる環境を守る慎重な対応を願う」
住民から出たこれらの意見に対し、市はホームページで回答するとしています。
アリーナ計画は、経済界が主体となって3年後の2027年秋のオープンを目指していて、完成後はプロバスケットボール福井ブロ―ウィンズの試合や、コンサートなどを開くことにしています。