×

県内各地で“春”をスケッチ 3月下旬から4月中旬の暖かさ 運動には「最高」、雪解けと花粉は「心配」

2024年2月13日 21:55
県内各地で“春”をスケッチ 3月下旬から4月中旬の暖かさ 運動には「最高」、雪解けと花粉は「心配」
やわらかな日差しが降り注ぐ=13日午前9時ごろ、坂井市内

3月下旬から4月中旬の暖かさに。県内は高気圧に覆われて春を感じさせる陽気となりました。今年1番の暖かさとなった各地の表情をVTRにまとめました。(2月13日)

柔らかい日差しが差し込む坂井市のエンゼルランドでは。

■マレットゴルフを楽しむ人
「暖かい。この時期にいい天気でマレットゴルフできて最高」

福井市のJR福井駅前では。

■リポート・西岡芽生記者
「現在(午後2時)、温度計は15度を示しています。温かい日差しの中、上着を脱いでいる人の姿も見られます」

午後になるとさらに気温が上がり、薄手のジャンパーでゴミ拾いをしていた学生の姿も。

■ゴミ拾いをしていた学生
「結構あったかい。これ(薄手のジャンパー)でもあったかい」

京都から出張で来たという男性。3月の桜マラソンの下見も兼ねたジョギングは半そででも平気です。

■ランニングしている人
「寒いかなと思って着込んできた。こんなにあったかいと思わなかった。きょうはちょっと暑すぎるかもしれない」

平日にもかかわらず、家族連れや学生でにぎわう大野市の九頭竜スキー場では。

■福井市から来た女子学生
「滑ってもめちゃくちゃ暑くて。脱ぎたいくらい暑い」
「ヒートテックとか着ているので、脱いだほうがいいなと思うくらい暑い」

■リポート・五十嵐康平記者
「雲一つない快晴となったきょうは照り返しが強く、ゴーグルがないと目が空けていられないほどのまぶしさとなっています」

一方、スキー場からはこんな声も。

■森山観光 三輪 竣史取締役
「晴れ間に関してはまぁいいかな、お客さんも楽しく滑れるのでいいかなと思う。この気温のまま雨が降ると雪解けがかなり加速して、営業期間がだいぶ短縮するようなことになるのがちょっと不安」

暖かくなると気になるのが、花粉です。

■リポート・増永英尚記者
「暖かくなってくると鼻がむずむずする人も多いのではないでしょうか。スギ花粉の飛散がまもなく始まります」

スギ花粉の飛散は元日からの最高気温の累計が350度から400度を超えると始まるとされ、県では早ければ今週末にも今シーズンの飛散が始まると見ています。民間の気象会社によると、今年の飛散量は平年に比べて4割ほど多くなる見込みです。

永平寺町では、山菜の王様・タラノメが。湧き水を使ってハウス栽培していて、去年の猛暑の影響で小ぶりながら、香りは良いということです。

■農家・金元正さん(70)
「天ぷらにしたり、あえ物にしたり、どれをとっても例年通りおいしく(食べられる)。是非皆さんに食べてもらいたい」

一足早い春の味覚。3月末までにおよそ3000パックを市場や直売所に出荷します。

■嶺南牧場の牛
「モォ――――」

季節外れの暖かさに牛たちも気持ちよさそうに日向ぼっこです。県内は14日も暖かくなる見込みで、日中の予想最高気温は福井・敦賀ともに18度まで上がる見込みです。

    福井放送 福井放送