“山菜の王様”タラノメ 永平寺町で出荷始まる 湧き水でハウス栽培、ほろ苦い…春の味
永平寺町で“山菜の王様”とも呼ばれるタラノメの出荷が始まりました。(2月13日)
同町吉野地区の金元正さんのハウスでは、清らかな湧き水を使って栽培していて、去年の猛暑の影響で小ぶりながら、香りは良いということです。
■農家・金元正さん(70)
「天ぷらにしたり、あえ物にしたり。どれをとっても例年通りおいしく(食べられる)。是非皆さんに食べてもらいたい」
ところで18年にわたってタラノメを栽培してきた金元さんは今年で引退するそうです。
■農家・金元正さん(70)
「体力的にもつらい。元気なうちにやめないと、他は何もできなくなってしまうのでこれが潮時かなと」
金元さんが育てる最後のタラノメ。3月末までに福井市の中央卸売市場やJAの直売所「喜ね舎」などに、およそ3000パックが出荷されます。