ピンチ!越前水仙 需要高まるも…生育に大幅な遅れ 「こんな年は初めて」 夏の猛暑が影響し出荷できず
生育が大幅に遅れているスイセン=7日午後3時ごろ、南越前町河野地区
冬の越前海岸を彩る「越前水仙」がピンチです。夏の猛暑の影響で生育が大幅に遅れていて、需要が高まる年末に向けて、栽培農家は不安を募らせています。(12月7日)
例年なら出荷の時期を迎えているはずのスイセン。南越前町河野地区では、出荷ができない状態が続いています。
栽培農家・小中満津江さん
「40年ほどやっているがこんな年は初めて」
「1か月以上遅れている。去年は11月16日に出荷してる。(今シーズンは)まだ1回も出せる状態でない」
越前水仙は正月用の切り花としてつぼみの状態で出荷しますが、7日時点では露地栽培やハウス栽培のものを含めて葉の背丈は低く、つぼみも付いていませんでした。今シーズンの出荷のピークは年明けとなる見込みです。