“モビール”で海のきらめき表現 和紙と偏光フィルムが照明を反射 小松宏誠さん作品展 あわら市・金津創作の森
天井からつり下げられた装飾の動きで空間を演出する「モビール」を取り入れた作品展が、あわら市の金津創作の森が開かれていて、訪れた人に癒しの時間を提供しています。
魚の大群が空中を泳いでいるかのような神秘的な空間。和紙と偏光フィルムで作られた7000個のモビールが白い照明を反射し、海のきらめきを表現しています。
「雨のうた」と名付けられた作品は、円盤状にかたどられたプラスチックが、水たまりに落ちる無数の波紋を表現しています。
あわら市の金津創作の森では、空間演出などを手がけるアーティスト小松宏誠さんの作品展が開かれていて、17の作品が訪れた人を非日常の世界にいざなっています。
■来場者
「海の中で泳いでる気分」
「この美術館に来たくて、(東京から)新幹線で来た。影もきれいで、設置の仕方がすごい」
「心が癒されるような不思議な世界に来たような。寝そべりたいくらいきれい。リラックスできる」
展示には白い照明を用いるなど、明るさを取り入れた空間づくりにこだわったということです。
■金津創作の森 田中沙織学芸員
「外のガラス越しに見える森と一体になった作品との調和など、自然光を生かしたモビールアートを体感できるところが魅力なので見て欲しい」
この作品展は8月25日まで開かれていて、最終日には小松さんによるトークイベントも予定されています。