「シー・シェパード」元代表、日本などの捕鯨活動への“妨害継続”
デンマーク領のグリーンランドで拘束され、その後、釈放された反捕鯨団体「シー・シェパード」の元代表が21日、フランスで集会に出席し、日本などの捕鯨活動への妨害を続ける考えを明らかにしました。
反捕鯨団体「シー・シェパード」の創設者のポール・ワトソン元代表は21日、滞在先のパリで集会に出席し、「もし日本が南極の鯨保護区に戻るつもりなら、我々もそこにいるべきだ」などと述べ、今後も日本などの捕鯨活動への妨害を続ける考えを明らかにしました。
ポール・ワトソン元代表
「世界は鯨の違法な殺害を許さないと、日本に明確なメッセージを送った」
ワトソン氏は日本の調査捕鯨船に対する妨害を指示したとして日本が国際手配し、ことし7月にデンマーク領のグリーンランドで身柄を拘束されました。日本は身柄引き渡しを求めて協議してきましたが、デンマーク司法省は17日、ワトソン氏を釈放していました。
日本のワトソン氏への国際手配はフランスに本部があるICPO=国際刑事警察機構を通じて出されていますが、AP通信は、フランスのマクロン大統領がワトソン氏を支持していて、拘束されないとの見方を報じています。