福井県チームが珠洲市で活躍中 支援物資の割り振りなど担当 段ボールベッドなど不足
能登半島地震の被災地で地震や津波の大きな被害を受けたのが半島の東の端にある珠洲市です。ここで避難所運営や物資の管理などのサポートにあたっているのが福井県からの派遣チームの活動に密着しました。(1月11日)
珠洲市役所で活動している福井県の職員。全国から集まった物資を管理し市内8つの避難所に割り振っています。
■職員間のやりとり
「9時頃着くって、夜の9時ごろ。寝袋30(個)と毛布60(枚)」
福井県の派遣チームは避難所とは別に、自主避難をしている人たちとも連絡を取りながら、避難所で物資を配ったり、自衛隊が個別に届けられるようコーディネートをしたりしています。また、20人の職員がそれぞれの避難所の運営をサポートしています。
地震から11日目となり、被災者が必要とする物資は多様化してきているそうです。
■県防災安全部・大谷正道課長
「県として一番支援が必要な珠洲市に積極的に支援しようという方針のもと、要員を現地に派遣している。今は生活に必要な最小限のものしかありません。これからニーズに基づいて必要な物資を届けようと思っている。冬季ですので、特に暖を取るものが必要だと認識している」
避難所ではようやく温かい食事を提供することができるようになってきたそうですが、今は生活環境を整える物資が不足していて、段ボールベッドやプライベート空間を作る仕切りなどを調達しているということです。
なお、福井県のチームは今後も継続して行政と避難所をつなぐ役割を担うということです。