「拉致問題が埋もれてしまう」地村保志さん危機感あらわに 政府のハイレベル協議強く求める
拉致問題の進展が一向に見られない中、小浜市の拉致被害者地村保志さんは「北朝鮮に拉致された日本人を救う福井の会」の総会の席上、「私たちが声をあげなければ拉致問題は埋もれてしまう」と危機感をあらわにしました。
地村さん
「拉致問題は被害者もそうだし、家族の高齢化によってもう一刻の猶予もない時限的な問題になっている。私たちが日本政府に対して声をあげなければ結局は拉致問題はうずもれてしまう。」
地村さんは署名活動や講演会、それにパネル展などを引き続き各地で開催して、問題解決を政府に求める気運を高めていく決意を示しました。
また救う会福井の森本信二会長は、岸田首相が表明した直轄のハイレベルの協議を早く進めて欲しいと訴えました。
拉致問題をめぐっては、地村保志さんら5人の被害者が日本に帰国してから今年10月で22年となりますが、政権が代わっても全く進展がありません。