「みずだこ館」オープン 特化型の展示施設は全国初 実際に触れて楽しめる 越前松島水族館
坂井市の越前松島水族館に7日、「みずだこ館」がオープンしました。建物の内部は、まるで巨大なタコが壁を壊して飛び出してきたようなデザイン。壁から伸びる足の吸盤部分が水槽になっています。(3月7日)
■リポート・西岡芽生記者
「実際にタコに触ることができます。水が冷たいですね。吸引力を感じます」
長年にわたってミズダコの飼育や研究に取り組んできた越前松島水族館。ミズダコに特化した展示施設は国内でも初めてで、北の冷たい海に生息するミズダコを9度の水温で管理し、実際に触れることができるのが魅力です。
■ミズダコに触れた園児
「モチモチ。柔らかい」
巨大な親ダコだけでなく、かわいらしいミズダコの赤ちゃんも展示しています。また、ミズダコの世話をしているバックヤードもガラス越しに公開していて、まだまだ謎に包まれたミズダコの研究の様子を間近で見学できます。
■越前松島水族館 展示課魚類係 高橋一樹さん
「ミズダコという生き物が福井にもいるんだなと、福井の生き物をぜひ知ってほしい」
初夏にはメスのミズダコの産卵も見られるかもしれないとのことで、とことん体験にこだわった水族館は一段とパワーアップしています。