吉田正尚選手が凱旋 WBCやMLBでの挑戦振り返る 来季さらなる高みへ ボストン・レッドソックスで存在感
県勢初のメジャーリーガー、ボストン・レッドソックスの吉田正尚選手(30)が27日、ふるさと福井に凱旋しました。WBCでのホームランなど世界の舞台で活躍した1年。福井市内で開かれたフォーラムに登壇し、来シーズンもさらなる高みを目指すことを誓っていました。(11月27日)
吉田正尚選手
「結果を受け止めて反省して次に向けての繰り返しなので。その延長線上にいる感じで毎日過ごしています」
初挑戦の大舞台で大事にしていたのは「気持ちの切り替え」だったそうです。
吉田正尚選手
「(結果が)いい悪い出るけれど、次に切り替えて引きずらない。悪くても次がすぐに来るので、引きずっていてもいい結果は生まれないというのは自分の中の経験としてある。良くても悪くても切り替える」
ボストン・レッドソックスでのシーズンは球団新記録となるシーズン50回のマルチ安打を記録するなど、確かな存在感をみせました。
トークセッションの中では、ボストンでの家族との暮らしぶりにも話題が及び、自宅近くの公園でリスを見つけて子どもと喜んだことなどを紹介していました。
また福井の子どもたちに向けたメッセージを求められると…。
吉田正尚選手
「自分の好きなものを選んでほしい。それに熱中して1番を目指して頑張ることはそれが叶わなくても、そのプロセスは絶対に大事なことだと思う」
来シーズンはさらなる結果が求められる吉田選手。メジャー2年目は勝負の1年となります。
吉田正尚選手
「来年はWBCもなく、メジャーリーグのシーズンに集中して入る。チームが最下位だったので、しびれるポストシーズン、ワールドシリーズ(まで戦うと)162試合+20試合ぐらいあるので、そこまで戦えるように、日本の帰国が遅れるぐらい長くアメリカで戦えたら」
吉田選手は12月9日に「福井県栄誉賞」の贈呈式に臨むことになっています。