「レシートで財布がパンパン」なくなる イオン九州が「電子レシート」導入 スマホの専用アプリに表示 福岡
スマートフォンの画面に表示されているのは、購入した商品のレシートです。イオン九州は21日から、紙の使用量削減を目指して電子レシートを導入しました。
21日、福岡市東区のイオン香椎浜店では。
■元木寛人フィールドキャスター
「自分が購入した商品の支払いを済ませると、スマートフォンの画面に購入した商品のレシートが表示されます。」
イオン九州が21日から導入したのは「電子レシート」です。利用するには、イオンの専用アプリのダウンロードが必要です。支払いの際に、このアプリをレジで読み取らせると、電子レシートが画面に表示される仕組みです。
電子レシートはアプリ内に履歴として残り、13か月前までさかのぼって、買い物の日時や品物、支払い金額を確認することができます。また、インボイス制度に対応した電子領収書としても使用できます。
■買い物客
「すごく便利ですね。レシートを後で見返したい時とか、仕事で使う時の領収書のチェックにも、どこ行ったんだとなるので、こういうのがあると役立ちます。」
電子レシートは九州内の「イオン」や「マックスバリュ」など320店舗で21日から導入され、全国ではおよそ4000店舗で順次導入されます。
買い物客はこれから、紙のレシートと電子レシートのいずれかを選択できます。
■元木フィールドキャスター
「電子レシートを、買い物客はどう感じているのでしょうか。」
■買い物客
「レシート入っていますね。3日分くらいですかね。財布がパンパンになったら捨てます。」
「とても便利だと思いますね。紙をいちいち取っておかなくていいので、家計管理がすごくしやすくなると思う。」
「やってみたい、おもしろそう。」
おおむね好評でしたが、中にはこんな意見もありました。
■買い物客
「私はガラケーなの。(レシートは)ちゃんと1か月ためていますよ。」
「(アプリを)開く手間がちょっと。見にくかったり、スクロールの作業でパッと見づらかったり。」
■イオン九州 デジタルマーケティング部・任 潔 マネジャー
「自分のスマホの中で画像として保管できる。お客様にメリット感じていただいて、環境にもいい面があると実感していただければ。」
イオンが始めたペーパーレスの取り組み。全国およそ4000店舗で買い物客の10%が利用した場合のCO2削減量は年間690トン、樹木にすると7万8000本分にあたるということです。