【JR博多駅】スマホのコード決済に対応の新型券売機 定期券購入もOK 鹿児島線・日豊線など31駅に設置へ
JR九州は2月から、キャッシュレスに対応した新型の自動券売機を順次導入します。利用客の利便性の向上や、券売機の混雑解消が期待されるということです。
JR博多駅で28日、公開されたのは、新たに導入されたキャッシュレス決済対応の4台の自動券売機です。
■児玉悠一朗記者
「今回導入された自動券売機では、スマートフォンのコード決済で簡単に買うことができます。」
新型の券売機はコード決済とクレジットカード決済で在来線や特急自由席の切符を購入できるほか、定期券の購入も可能です。
JR博多駅ではこれまで、定期券の販売は指定席用の券売機13台と窓口での対応だったため、混雑が常態化していました。
新型券売機4台が加わることで2割程度、混雑が緩和される見込みです。
新型券売機は3月末までに鹿児島線や日豊線などの31駅に設置され、再来年3月までには95駅に100台が設置される予定です。
「キャッシュレス化」が進んでいますが、ことしの秋からはインターネットで予約した切符は「チケットレス」になり、発券する必要なく、事前登録した交通系ICカードで改札が通れるようになる予定だということです。
そのほかにもJR九州は、3月から新たな実証実験を始めます。
九州新幹線の運賃の価格変動制です。対象はインターネット限定の割引切符「九州ネット早得7」で、区間は最も利用客が多い博多と熊本の間です。日にちや時間帯によって価格が上下に変動します。
例えば、乗客が少ない早朝などの時間帯は価格が下がり、ゴールデンウイークなどの繁忙期は逆に価格が上がる仕組みです。
具体的に運賃がどうなるかというと、これまでは3800円で固定されていましたが、これが、最も安いと3400円、高くなると4200円になります。JR九州はこれにより、混雑の緩和が図れればとしています。
期間は3月1日から6月末までで、1か月前から予約できます。