【狙い】女子高校生が半導体メーカーの工場を見学 県が始めた「ガールズテックプログラム」 受け入れ企業を募集 福岡
技術系企業への女性の就職をうながそうという福岡県の新たな取り組みです。22日、女子高校生が半導体の製造工場を職場見学しました。
福岡県筑後市にある半導体メーカー「ローム・アポロ」の工場を訪れたのは、大牟田市の女子高・明光学園高校の1年生40人です。
生徒たちは社員の案内で、工場で作られている半導体の役割や製造法を学びました。「ローム・アポロ」の製品は自動車やスマートフォンに使われているということです。
■高校1年生
「最初は知らなかった企業でも、知っていく中で自分の選択肢が広がる。」
この職場見学は、福岡県が今年度から始めた学習プログラム「ガールズテックプログラム」で、実際に行われたのは22日が初めてです。
文部科学省が昨年度行った調査によりますと、大学の理工系の学部に在籍する学生のうち、女性の割合は27.9%でした。県は女子中・高校生を技術系企業に招待し、仕事の魅力や将来性を知ってもらうことで、進学や将来の就職につなげるようとしています。
■高校1年生
「女性は少ないのかなと思っていたのですが、いっぱいいて。私も理系に進めたらいいなと思いました。」
■ローム・アポロ筑後工場・徳永孔二工場長
「男性だけでは到底、人数も足りないし、女性をいかに活用するかがこれからの鍵になると思っています。」
ガールズテックプログラムは今年度中、県内の技術系企業で開かれる予定で、県は受け入れ企業を募集しています。